令和6年度_2024_助成研究報告集
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おわりに不斉ハロポリエン環化反応は挑戦的な課題である一方,得られるハロ環化生成物は有用なキラル素子として創薬的にも魅力的であるため引き続き研究を遂行する.Lobtamide 類 (1) は,創薬化学的に魅力的な化合物群であり,構造活性相関研究に向けた類縁体合成を現在進めている.これらの研究が新規医薬品の創製,今後の医療の益々の発展に繋がることを期待している.謝 辞本研究は公益財団法人 中外創薬科学財団奨学金による援助のもとで行うことができたものであり,この度の手厚い援助にこの場をお借りして深く感謝申し上げます.引用文献 1. DOI: 10.1002/anie.202402335, 2024.2. DOI: 10.1021/acs.orglett.5c00739, 2025.― 319 ―

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