令和6年度_2024_助成研究報告集
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― 18 ―本研究は,分子ナノカーボンが遺伝子送達のための多用途なプラットフォームとしてもつ未開拓の可能性を示している.平面状,湾曲状,環状など,広大な構造設計の自由度をもつナノカーボンをさらに探求することで,より高い特異性と幅広い生物学的応用性を備えた次世代のキャリアの開発が期待される.謝 辞本研究を資金的にサポートして頂いた公益財団法人 中外創薬科学財団に心より感謝申し上げます.また,実験を行ってくれた天池一真博士(現,理化学研究所),清水大輔氏(名古屋大学大学院理学研究科大学院生,理化学研究所研修生)をはじめとする多くの共同研究者に深く感謝いたします.引用文献…1. Kenichiro Itami, Kazuma Amaike, Erika Kato, Ayato Sato, Masayoshi Nakamura, 特願 2022-019637 PCT/JP2023/004642, “Nucleic acid delivery material”

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