図 1. 卵巣オルガノイドのスクリーニング系による新規卵形成必須遺伝子の同定おわりに今後,胎児期から続く卵母細胞の数的制御の理解を更に深めるために,複数の遺伝子に関してコンディショナルノックアウトマウスを作製し,生理的な他臓器との連関の中での卵形成制御における役割を明らかにする.また,いくつかのシグナル経路に対してはドラッグリポジショニングのために構築された FDA 承認済み化合物ライブラリに含まれる経路が存在し,経路への摂動による卵母細胞数の拡張可能性が期待でき,in vitro 卵子誘導系による検証および in vivo における検証を行う(図 2).図 2. 卵巣オルガノイド作製技術を駆使した妊孕性拡張創薬(future directions)― 120 ―
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