図7. 光活性化型Cre (Photoactivatable: PA-Cre)システム― 71 ―おわりに本研究により肥大PATが心臓ストレス時の病的応答に関与していることが示された.今後は組織1細胞解析の解析を進め,見出されたPAT 由来心不全制御因子の候補について,その遺伝子の本マウスにTAC による心不全を誘導し,心機能,死亡率,組織への炎症細胞浸潤やサイトカイン発現を,心エコー,圧カテーテル検査,qRT-PCR,免疫組織染色等で評価し,心不全発症における各遺伝子の疾患causality を検証し,PATを標的とする新規心不全治療法開発の基盤構築に繋げるべく,PAT と心不全の組織連関の解明をすすめていく.謝 辞今回の研究にご協力頂いた方々のご協力に心より感謝いたします.そして、本研究助成によって研究は大きく進展しました.財団関係各位の皆様に心より感謝申し上げます.引用文献1. doi: 10.1016/j.jacc.2021.04.003, 20212. doi: 10.2337/db17-1342. 20183. doi: 10.1038/s41467-022-32658-6. 2022
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