ポスターセッションの風景招聘される研究者William James Greenleaf受入研究者(大会長)成果報告本会は,5月に新型コロナウイルスの第5類への移行に伴い,すべての行事を対面で開催することが可能となり,348名(登録者276名,招待者など72名)の方に参加していただきました.一般演題12題,ショートトーク8題,ポスター発表101題に加えて,特別講演(谷内江望先生),招待講演2題(酒井寿郎先生,西村栄美先生),新任幹事講演(一柳健司先生),奨励賞受賞者講演(落合博先生)が行われました.新学術領域との共催で招聘した3名の海外研究者(Kristian Helin, Huck Hui Ng, William Greenleaf)には講演に加えてMeet_the_Expertsへのご協力を頂き,最後に次回年会長講演(立花誠先生)が行われました.エピジェネティクスは様々な生命現象を理解するための基盤としてますます重要となっており,研究分野も多様化している一方で,解析技術の急速な進歩は1細胞オミックスや空間解析による情報収集を可能としました.このような状況を踏まえて,本年会では「The Convergence: technology, data and epigenetic research」というテーマを設定し,様々な研究者にエピジェネティクスの視点からの生命現象の解明に向けて今後の見通しを語っていただき,参加者の皆様とともに議論していただくことを目的として開催されました.今回は4年ぶりの完全対面のみの開催ということもあり,講演会場では活発な質疑応答があり,ポスター会場でも盛んに議論が行われました.最後に,年会の開催目的の一つとして研究会参加者間の交流が挙げられると思いますが,初日のポスターセッションからネットワーキング交流会へとシームレスに進行したことによって,協賛企業も含めた参加者の皆様に対面で交流頂く場が提供されました.William Greenleaf教授の講演(2023 年 06 月 19 日~2023 年 06 月 20 日)Department of Genetics, Stanford University東京大学先端科学技術研究センターゲノムサイエンス&メディシン分野油谷 浩幸― 283 ―第16回日本エピジェネティクス研究会年会
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