中外創薬 助成研究報告書2023
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図3. 興奮性シナプス増強による down sate 誘導図2. 睡眠圧の候補― 120 ―実験方法申請者らはまず数理モデルを用いてこの矛盾の説明を試みた.興奮性神経細胞,抑制性神経細胞が互いに接続したシンプルな数理モデル(excitatory-inhibitory neuronal network model: EINモデル)を考案し(図3),その解析を行なった.また,数理モデルで得られた結果を検証するために,多電極アレイ(multi-electrode array: MEA)を用いて,摂動に対する神経細胞発火の変化を観察した.最後に,シナプス強度を変化させるツールをマウスに用いて,シナプス強度と睡眠の関係性を明らかにした.

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