12 本財団は2022年4月1日より「公益財団法人 中外創薬科学財団(略称 C-FINDs)」と財団名を変更し、新たなスタートを切りました。 また、2023年4月より3代目理事長 永山治(中外製薬株式会社 名誉会長)の後任として上野幹夫(中外製薬株式会社 特別顧問)が4代目理事長として就任した初年度となります。 2023年度はC-FINDsの2年目として、前年度に統合した事業及び財団運営に係わる各会議体等をさらに充実・発展すべく、以下の点について改善いたしました。 助成事業全般の応募件数について、2022年度は前年度を大幅に上回る応募をいただき、27名の選考委員会の先生方には選考方法の変更等多大なご負担をお掛けしましたため、2023年度では選考委員会の体制を見直しました。 2023年度では3名を増員して30名体制とし、さらに4グループから5グループに変更して、選考対象となる助成事業を再分担しました。 また、申請件数の増加による影響だけでなく、選考委員の先生方に同時期に複数の助成金の審査を行っていただいていた点についても改善する必要がありました。 そこで、選考委員の審査時期と申請者の利便性を考慮し、助成金毎に公募時期にばらつきがあったものを集約いたしました。 2023年度も昨年度を上回る応募がございましたので、選考体制の見直しは有効に機能したと考えております。 フォーラム事業では、中心事業である国際がんフォーラム(IAAO)を開催するにあたり、日進月歩を続けるがん医療に対応すべく、新たなアドバイザリーボードメンバーに加わっていただき、10名から11名(海外研究者2名、国内研究者9名)体制といたしました。 以上のことから、2023年度は発展的な改善を行い、新理事長の指揮の下、滞りなく財団運営を行うことができた年度となりました。 今後も実りある成果が得られる財団活動に向けて、円滑な財団運営が進められるよう、適時適切に対応していく所存です。年間活動実績Ⅰ. 令和5年(2023年)度 活動概要
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