8 褒賞事業は、第2回石館・上野賞の受賞者、第13回JCA-永山賞の受賞グループを決定し、「石館・上野賞」「JCA-永山賞」合同にて授賞式及び受賞記念講演会を対面にて開催できました。 詳細につきましては14ページをご覧ください。 助成事業は、2023年度より女性研究者の活躍を推進する目的で開始した特別研究助成金SRG2023にも多数の申請がありました。 あらためてこのような助成事業に対する需要の高さを感じるとともに女性研究者への支援ができたと考えております。 詳細につきましては15ページをご覧ください。 フォーラム事業では、フォーラム事業の中核事業である国際がんフォーラム2023(IAAO 2023)を4年ぶりに対面にて実施でき、本来の目的である国際交流・討議の場として開催できました。 会終了後にご回答いただきましたIAAO 2023アンケート結果においては、がん専門医107名中56%が非常に満足、44%が満足と高い評価をいただきました。 良かった点として、「トピックスが最新である」「講演内容が良い」「演者選択が良い/演者の質が高い」と多くのコメントが寄せられたことから、世界トップレベルの研究者との交流、最新のがん研究成果に触れる学術情報の交流・討議の場として機会提供ができたものと存じます。 また、オンコロジーサテライトフォーラムは、Cancer Expert Forum in Chicago として、米国シカゴにて開催し、活発なディスカッションが行われました。 助成研究報告会では、研究助成金、特別研究助成金、アジア地域招聘国際共同研究助成金のそれぞれの受領者による成果発表を行い、研究者同士並びに財団関係者間の交流・親睦を図っており、本年度も活発な質疑応答が行われました。 詳細につきましては30ページをご覧ください。 教育資材・資料の刊行におきましては、抗腫瘍薬一覧表・ポケット版は、本年度にて提供を終了いたしました。 IAAO 2022記録集は、9月に刊行し、IAAO 2022及びIAAO 2023参加者並びに希望者に無償提供いたしました。 助成研究報告集は2022年度版を刊行し、助成研究報告者、本財団理事・評議員・選考委員、他の公益財団などに無償提供いたしました。 活動報告集は2022年度に行った全ての公益事業の内容や成果について活動報告としてまとめ、10月に刊行し、研究機関、本財団理事・評議員・選考委員、他の公益財団などに無償提供を行いました。 以上、2023年度の本財団事業活動をご報告申し上げます。概 要1 2023年度は、本財団の定款第3条及び第5条に定めた記載に則り、事業計画の策定を行い実施いたしました。2020年にはじまったコロナ禍により、事業活動に制限を受けた昨年度までとは違い、新型コロナウイルスが5類感染症の位置づけとなった今年度は、策定した全ての事業を予定どおりに実施する事ができました。 2023年度の事業活動全般について以下に記載いたします。Ⅱ. 令和5年(2023年)度 事業報告
元のページ ../index.html#12