(公財)東京生化学研究会創立60周年を祝して (公財)東京生化学研究会の創立60周年をお祝い申し上げます。 本研究会の設立から現在に至るまでの歴史を拝見するたびに、我が国の研究者及びアジアの研究者を対象に多くの研究助成をされていることに、改めて敬意を表させていただきます。 さて、私は、10周年を迎えられております御会のCHAAO事業の1つであるIAAOの会議に出席させていただいておりますが、私の所属先でも毎年開催しております国際シンポジウムでいつもお世話になっておりますBruce A. Chabner先生が講演されるということを伺い、平成27年(2015年)より参加させていただくようになったのが御会との関わりのきっかけとなっております。 他にも、新たな抗がん剤・治療法開発を行なって日本のがん医療に多大な貢献をなした成果物を創成した個人やグループを賞するために、御会と(一社)日本癌学会が共同して創設したJCA-CHAAO賞の選考に日本癌学会側委員として携わり、日本の学術研究の発展への御会の大きな貢献を目の当たりにしてきました。 その後にCHAAOから選考委員委嘱の打診をいただきましたので、これまでに受けた恩に報いるべく、すぐに応諾したことを今でも覚えております。 そのような中で、令和元年(2019年)に開催された(公財)東京生化学研究会のスタートを記念する式典にて、私が専門としておりますがんの基礎研究の関係で存じ上げている多くの諸先輩方に加え、多くの薬学関係の諸先輩方も関わっていらっしゃることを知り、薬学関係者の1人として御会とのご縁を改めて感じた次第です。 抗がん剤開発における大先輩である石館守三先生のご遺志を継がれ、抗がん剤を含めた薬剤開発だけでなく、その基礎となる日本の生命科学研究の発展へ大きな貢献をなさっている(公財)東京生化学研究会の益々のご発展を祈念しています。藤田 直也(財団現選考委員)(公財)がん研究会がん化学療法センター所長0941960-2020 TBRF-60th CHAAO-10th
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