東京生化学研究会 60周年記念誌
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長野 専務理事(司会)高梨 常務理事座談会を終えての総括感謝と御礼高梨常務理事 タスクフォース会議では2つの財団の良いところをうまく発展的に融合させるということで、例えば研究助成は基礎から臨床までとか、グローバルと若手育成という意味ではインバウンド事業として今まではアジア系に絞っていましたが、これを全世界から研究者を招聘するとか、今までできていなかったアウトバウンド事業として海外留学ということに対して助成をしていこうということを池田議長に決めていただきました。 CHAAO事業というのは小川先生がおっしゃったように海外から優秀な先生方を招聘して、若手研究者を刺激することですから、これはやはりトップダウン形式のものだったのかなと思います。 TBRFというのは逆に言えば基礎からということでボトムアップ型の助成をやってきたということで、この2つをうまく融合させた事業を来年の4月から始めるということです。 そこに業務執行理事として立ち会うことができた長野先生と私は非常に幸せで、これをうまく融合させた形のものが今小川先生と池田先生から言って頂いたように何か本当に具現化できるという状態に入ったのかなと思っております。 これはここ数年の我々の最初の一歩が次の10年に対して大きく影響を及ぼすという非常に楽しみな何かの動きをできるのではないかと思っています。 先生方にはこれからも引き続きご指導ご鞭撻をお願いできればと思っております。 きっと何かが変わるのではないかなと思っています。 ありがとうございました。司会 ありがとうございます。 今日の座談会では、理事長や先生方のお話を聞いて大変勉強になりました。 永山理事長からは日本における大学を含む公的研究機関に対する研究助成の在り方を英国のウエルカムトラストの事例を紹介して頂きながら、提案を頂きました。 また、小川先生、池田先生には助成研究の審査の在り方などについて有益なアドバイスを頂きました。 財団は今後も常に改革をしていかなければいけません。 小川先生から会議が始まる前には、改革のスパンとして、10年は長すぎるので、5年くらいで考える方が良いと言われております。 ご助言に感謝申し上げます。 今後ともどうぞよろしくご指導・ご鞭撻をお願いしたいと存じます。 これをもって座談会を閉会させていただきます。 ありがとうございました。060

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