東京生化学研究会 60周年記念誌
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(1)TBRFおよびCHAAOの沿革略史 TBRFは昭和35年(1960年)に産声を上げてから、昨年令和2年(2020年)に丁度60年目を迎えました。 60年前の設立当初は財団の助成業務とともに研究所の運営が中心だったと聞いております。 昭和62年(1987年)に研究活動を中止し、助成活動に専念し、その後紆余曲折はありましたが今から10年前に公益財団法人化され今日を迎えています。 一方、CHAAOは平成21年(2009年)に誕生し平成31年(2019年)に10年目を迎えました。 CHAAOは、わが国のがん研究ならびにがん医療の発展そしてがん医療の受益者であるがん患者さんへの貢献を目指して設立されました。 このように両者は設立の経緯・趣旨は異なりますが、中外製薬を出捐会社としており、両法人の事業内容は共有できる部分も多くありました。 そこで両者を統合することで相乗効果が期待できると考えられましたので、両法人の合併に向けての本格的な検討が開始されました。 内閣府への定款変更申請など各種の準備を経て承認を得たのちに、最終的には平成31年(2019年)4月1日に合併し新たな公益財団法人東京生化学研究会としてスタートしております。 その後、令和2~3年は世界中がコロナ禍に席巻され通常の社会活動が厳しく制限されましたが、本法人は従来の事業の見直しあるいは新規事業の企画立案など将来に向けての事業内容の検討を積極的に行ってまいりました。 そして完全に統合された事業を行う公益財団法人として令和4年(2022年)4月から新たな一歩を踏み出すことになり、財団名も「中外創薬科学財団」と改称し、ロゴマークあるいはホームページ等も一新致します。 そして来年の令和4年(2022年)3月にはこれを記念して披露式典を開催する予定です。 以上、非常に簡単ですが、両法人の現在までの設立から今日までの経緯を紹介させていただきました。(2)CHAAOの設立司会 12年前の平成21年(2009年)10月に、中外製薬を出捐企業とする一般社団法人CHAAOが新たに設立されました。 はじめに、このCHAAOの設立経緯について永山理事長および小川先生からご紹介頂けたらと思います。 よろしくお願いいたします。座談会の様子TBRFおよびCHAAOの沿革略史の紹介次ページにつづく→045

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