東京生化学研究会 60周年記念誌
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中外製薬とロシュとのアライアンス沿革抄余録永山理事長長野専務理事(インタビューアー)写真(右)写真(左)中外製薬株式会社(以下、中外製薬)は2002年にスイスのロシュ社とのアライアンスを開始して、それをきっかけに業績を飛躍的に伸ばしており、2010年と2020年を比較すると営業利益、純利益ともに約5倍にもなっています。 この間、中外製薬を出捐会社とする法人における出来事として、2009年一般社団法人中外Oncology学術振興会議(CHAAO)が創設され、国際がんフォーラムなどの事業が開始されました。 さらに2019年には、60年の伝統がある公益財団法人東京生化学研究会(TBRF)と上記のCHAAOの両法人が合併するなどの組織改編もありました。 中外製薬からの寄付金を主たる活動費としているTBRFにとって、中外製薬とロシュとのアライアンス締結は少なからぬ影響がある出来事です。 そこで、今回、永山理事長にインタビュー形式で中外製薬がロシュとアライアンスを締結するまでの経緯、ならびにアライアンスと財団の関わりについて、理事長として当時どのように考えていらしていたのかをお話し頂きました。 以下に、インタビュー内容を「沿革抄余録」として掲載することに致しました。00029

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