東京生化学研究会 60周年記念誌
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公益財団法人 東京生化学研究会/沿革抄 発表者の増加に伴い、会場は従来の丸の内クラブ関東では手狭となり、平成25年(2013年)度は八重洲富士屋ホテル、平成26年(2014年)以降は野村コンファレンスプラザ日本橋YUITOに移して現在に至っている(新型コロナ禍により令和元年(2019年)度、令和2年(2020年)度は開催中止)。また発表会の座長は平成25年(2013年)度までは業務執行役員(常務理事)が務めていたが、より活発な質疑応答を促すために、発表ごとに理事・評議員・選考委員の中からなるべく関連分野に近い先生方にお願いして務めていただいた。永年にわたり座長の任を快く引き受けていただいた先生方にこの場を借りて改めてお礼を申し上げます。報告会終了後には永山理事長をはじめ財団関係者の多くが参加(毎年度100名以上)して懇親会(写真3)が開催され、その中で各助成金受領者に贈呈証書が手渡された(写真4)。 研究報告会開催の後、研究期間終了者には研究成果の提出を依頼し、次年度内に助成研究報告集(写真5)を作成し、毎年度末までに刊行、研究報告者および財団関係者ならびに医学・薬学関連の大学等研究機関の図書館に無料配布するとともに、平成24年(2012年)以降は財団ホームページ上のArchives欄に、報告者の許可を得て、その内容をWeb公開している。おわりに おわりにあたり、一言お礼を申し上げたいと存じます。 筆者が業務執行理事在任中に理事・評議員・選考委員会委員を引き受けて下さった先生方、就任をお願いした際に誰一人断ることなくご快諾いただき、その後もご協力をいただいたことに心から感謝申し上げます。 今後は、TBRF事業とCHAAO事業を一体化した新生財団として時代に即した、より社会に貢献度の高い研究振興財団として発展していくものと思います。社会に広く受け入れられる公益財団としての使命を全うされることを切に願いながら「公益財団法人東京生化学研究会~最近10年の歩み~」と致します。(財団前専務理事 石館光三)写真3.懇親会写真4.助成金受領者に贈呈証書の授与写真5.(公財)東京生化学研究会助成研究報告集2020年度版4019

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